- 脳外科のMRI画像を他のクリニックから参照できるようにしたい
- すぐ隣にある本院との連絡に電話を使っている
- 通信機器の数が多いうえに、どのように接続されているかが全く分からない
- VPN接続で各クリニックのPACSサーバーへ相互にアクセスできるようにした
- VPN接続を利用して、内線としてインターネット音声通話を利用した
- Clinic-Net保守管理サービスを院内ネットワーク管理者の代わりとして採用した
- 撮影から数分後には他のクリニックからもMRIの画像データが閲覧できるようになった
- 通話料金がゼロになり、直通で担当者を呼び出して通話ができるようになった
- 院内のネットワーク図が作成され、各通信機器の役割と配線が明確になった
ご検討のきっかけと導入の決め手は?
第2本郷整形外科皮膚科の新規開業に伴い、当院のMRI画像を第2の方からも必要に応じて閲覧できるようにする必要があるため、各クリニックのPACSサーバーをどの拠点からでもアクセスできるようにしたいと考えていました。
PACS業者さんはVPNネットワークの構築をされていなかったため、当初はフレッツVPNワイドなどの商用VPN接続サービスの契約を検討していましたが、第2のネットワーク工事をする業者さんがテックデザインさんに決まった際にVPN接続について相談してみたところ、施工件数が多く得意としていてしかも追加ランニングコストがかからないとのことだったので、VPN接続も当院のネットワーク管理もテックデザインさんにお任せしようということになりました。
VPN接続はいかがですか?
MRI画像は800〜1000枚くらい撮影するのですが、3〜5分程度で全てのデータを第2本郷整形外科皮膚科に転送することができていますので、待ち時間としては問題ないレベルだと思います。PACS業者さんも複数の拠点からPACSサーバーにアクセスできるようにするのは初めてのことだったそうなので、無事に稼働してホッとしています。
画像データの共有だけでなく、VPNで遠隔地でも電話料金のかからない内線通話ができるようになったのもメリットとして感じています。いままではすぐ隣にある本院との連絡にも電話を使っていたので、通信費の削減にダブルで役立ちました。
導入の効果はいかがですか?
商用VPN接続サービスを利用しないことで1拠点あたり月額4,600円のコスト削減
NTTのフレッツVPNワイドを3拠点で利用した場合、VPN接続料金が月額1,944円、ルーターのレンタル料金が月額2,700円、合計で4,644円になります。 当院はClinic-NetのBronzeプランを契約していますが、コスト削減分を考慮するとサービス利用料金は実質的にほぼ半額になります。この料金で院内ネットワーク全体の運用保守サポートをしてもらえるのであれば、利用しない理由はないと思います。
中古機器と簡易電話機をうまく活用してクリニック間の内線通話を低コストで導入
サポートはいかがですか?
クリニックへの訪問を待たずに、遠隔ですぐに調査してもらえるようになったのは良いと思います。
以前、聴力検査の検査データが突然電子カルテサーバーに保存されなくなってしまったことがありました。データはネットワーク経由でサーバーに保存されるため、ネットワークに問題があるのではないかと思いサポートをお願いしたのですが、遠隔調査結果はネットワークは正常という診断だったので、スムーズに電子カルテ業者さんにサポートの依頼をすることができました。最終的にトラブルの原因は電子カルテサーバーの不調だったのですが、テックデザインさんは電子カルテ業者さんと連携して解決するまでサポートしてくださったので、手厚く心強いサポートだと思います。
協力企業様の声
日本ポラデジタル株式会社 三好 様
当社がPACS機器を設置する際に現場で立会いをしていただけたことは何よりありがたく感じました。ネットワークは正しく動作していないと、弊社だけでなく各種医療システムを正しく動作させることはできません。しかしいざ現場で実際に設置作業をしてみると、配線がや設定が少し違っていてうまく動作しないことはよくあるのですが、ネットワークを構築された業者さんが弊社作業に立ち会ってくれるケースは思いのほか少ないのが実情です。
こうなってしまうとどこが悪いのか原因の切り分けをするのが非常に困難になってしまうので、テックデザインさんの立会いは本当に心強く、実際スムーズに設置作業を完了することができました。問い合わせやこちらからの依頼事項に即対応してくれるスピード感も素晴らしいので、機会があれば是非また一緒に仕事をさせていただきたいと思います。
課長 三好 友章 様
日本ポラデジタル株式会社 高橋 様
対応の早さも素晴らしいのですが、テックデザインさんが作成したネットワーク図はネットワークの構成や端末の接続状況が一目で分かるので本当に助かりました。大抵の場合、ネットワークに関する資料は端末のホスト名とIPアドレスだけのリストだったり、ネットワーク図があってもざっくりとした概略図があるだけで、ここまでしっかりとした文書を作成される業者さんはほとんど見たことがありません。
今回VPNで接続した複数のクリニックがお互いのPACSサーバーにアクセスできるようにするのは弊社にとって初めての試みで、技術担当としてはチャレンジングな案件でしたが、テックデザインさんにご協力いただき無事稼働させることができました。 クリニックだけでなく、弊社の様にクリニックに機器を納品する企業のサポートや負荷を軽減してくれる有り難い存在だと思います。
顧客サービス課
係長 高橋 伴夫 様